錦鯉に興味を持った方なら錦鯉を飼って楽しみたい。そう思うことでしょう。
しかし、池もなければ知識もない。そんな方でも大丈夫。初心者でも手軽に楽しむ方法があります。
しかも、錦鯉の知識もUPする楽しみ方を3つのステップで教えます。
3つのステップで錦鯉を楽しむ
- 近くの池に泳ぐ錦鯉を見に行く
- 錦鯉養鯉場に行く
- 水槽で錦鯉を飼う
1.近くの池に泳ぐ錦鯉を見に行く

錦鯉初心者であれば、錦鯉の品種を見分けられるようになりたい。錦鯉の知識を増やしたい。そう思ってインターネットや本などを眺めていることでしょう。まずは近くの池に錦鯉を見に行きましょう。近くの池に品評会クラスの錦鯉が泳いでいるわけではありませんが、それっぽい品種の鯉達が泳いでいます。
その、「それっぽいが重要!」
インターネットや本などで見た錦鯉と比べてみると、品質の違いはあれど特徴は受け継いでいますので「これは紅白っぽいな。これは大正っぽいな」なんて思えてくるはずです。
それを繰り返しているとある程度の品種は覚えてしまいますし、地肌の白さが足りないとか、墨の入り方がバラバラだとか、錦鯉を見る目も養われてきます。
お子さんが居る方であれば、一緒に小学校などの飼育池を覗いてみるのもいいですね!
小学校の飼育池なんて、しっかり管理されているわけではないので、たいてい苔やアオコで汚れています。
それを見て「殺菌灯がどうの」「濾過槽がどうの」なんて思い始めたら、あなたの知識は確実にUPしている証拠。
興味深々で近づいてきた子供たちに、勇気を出してウンチクを語ってみましょう!
(ウザがられない程度に!!)
私の家の近くには、道路脇の水路に錦鯉が泳いでいる場所があり、よくそこで学ばさせてもらいました。

そして家に帰ったら是非、奥さんにも「錦鯉を見てきたよ!」と話してみてください。
後のステップに影響してきます!
2.錦鯉養鯉場に行く

錦鯉の品種も見分けられるようになり、知識もUPしてきたら質の高い錦鯉が見たくなります。
最寄りの養鯉場を探して訪問してみてください。質の高い錦鯉達と初対面。
今まで見ていた錦鯉達とは明らかに違うのがわかります。
ここで養鯉場の方とお話しする機会があると思いますが、専門家の話の内容もかなり理解できるようになっているはずです。
ここで専門的な知識を吸収して、さらに錦鯉を見る目を養えることでしょう。
養鯉場には様々な価格帯の錦鯉が販売されています。私たちにもすぐに手が出せる錦鯉達もいるわけです。
ここで必ずと言っていいほど襲ってくる衝動が・・・。
「この子たちを連れて帰りたい・・・」
しかし今日はグッとこらえてお家へ帰りましょう。
3.水槽で錦鯉を飼う
養鯉場訪問でさらに知識も増え、ますます楽しくなってきたことでしょう。
そして、あの時芽生えた感情が日に日に大きくなっているはずです。
しかし、「家に池はないし、作るにはお金もかかるし」と落胆している姿が目に浮かびます!
そんなあなたに朗報です。
「水槽で錦鯉を飼うという方法」もあるんです!
錦鯉は大きく成長する魚ですが、飼い方によって水槽でも十分飼育できます。
錦鯉のサイズや飼育数の配慮、餌の与え方など工夫が必要ですが、家の中でも錦鯉ライフが送れます。
ステップ1で奥さんの反応が良かった方は、情熱的に錦鯉の話をして説得しましょう。
もう少しで同意を得られるかもしれませんね!
池で飼うより規模は小さいですが、飼育するための構造は池で飼う場合とほぼ一緒です。
そこで、水槽飼育ならではのメリットがいくつかあるので紹介します。
- 濾過のしくみが理解しやすい。
- 濾材の清掃が容易
- 水質の変化に気づきやすい
- 水質が悪化した場合、水量が限られているため対処がしやすい
- 鯉の体を横から見るため魚体の異常に気付きやすい
- 池をつくるより安価
などがあげられます。
逆にデメリットも紹介しておきます
- 水量が限られているため水質が悪化しやすい
- 飼育数をあまり増やせない
- 日光が入らない場所であれば体色の色揚げが難しい
- 部屋のスペースを取る
というのが考えられます。どちらにせよメリットデメリットはありますのであまり気にしないように。
実際に飼育するということは、経験が得られるわけですから、いつの日か池を作って錦鯉を飼育する際にも役立つはずです。
そしてなにより、毎日錦鯉を楽しむことができるんです。
楽しい錦鯉ライフを!