丸筑魚苑さんに久しぶりにおじゃましました!

この日は大正三色の1次選別中ということで、見学させていただきました。

選別とは⁈

何万匹と生まれる稚魚がすべて奇麗な錦鯉として成長するわけではなく、その素質をもったものが販売や品評会用に飼育され成長していきます。

その素質をもった鯉を選ぶ作業が選別作業です。

素質を持った鯉とそうでない鯉


実際にその作業を見ましたが、素人の私には良し悪しがさっぱりわかりません。

色の濃い薄いくらいはわかるものの、それがいいか悪いかなんてわかるはずありません。

プロの手際よい選別を見ていると、長年培った選眼をお持ちなのがよく伝わってきます。

錦鯉の争い⁈

選別中の網に何十匹といる稚魚の中から、残される桶に入る稚魚はほんの一握り!

1次選別ということで多めに残しているということでしたが、それでも選別漏れの稚魚が大多数。
錦鯉の世界は熾烈な争いなんだと感じました。

稚魚選別中の社長 小西 健治さんと2代目の小西 瑛士さん

うちの子は元気かな?

今回訪問した目的がもう一つ

預かりで飼育していただいている鯉(紅白)が7月に屋外の池に移ったと聞いていたので、様子を見ようと思っていました。

夏の間、立て鯉達がよい錦鯉へと成長するためにこの広い池で飼育されるわけです。

お客さんからの預かり鯉と丸筑魚苑の鯉、合わせて90本放されているそうで私の紅白もこの中にいるのですが・・・。

アオコで全く見えません(笑)

秋の池揚げまで姿は見ることができないようです。

しかし姿は見えずとも、水温や餌の残り具合などを見ながら鯉の体調を管理されているようで、「さすがプロだな」と改めて感心。

とはいえ、錦鯉は生き物です。秋の池揚げの時にすべての鯉がよく仕上がってくるわけではなく、そうならない個体もいるわけです。次のステージへ上がれるかどうかの分かれ道とも言えそうです。

そう考えると、姿が見えないだけに不安になりました。

まあ、私が不安になってもしょうがないので、よくなってくれると信じて秋まで楽しみに待とうと思います。


池の向こうに見える山を見つめながら、思わず「鯉達よがんばれ‼」とつぶやいていました(笑)

3年前、就職で家を出ていく長男を見送った時の事を思い出しました。
(かなり大げさ!)


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